「ワンモアセッ!」
この台詞を聞くと、あぁ、そんなのもあったね、と思い出す人もおられるのではないでしょうか。
いってしまえば、エアロビ教習DVDが、「あのブートキャンプのビリーが緊急来日!」と煽りが出るくらいの“流行”になったのは何故でしょうか。
まず、「ビリーズブートキャンプ」の「魅力」を語るには、ビリーの存在は無視することができません。
もし、あのDVDにビリーが出ていなかったら。
それは、ただのエアロビDVDだったでしょう。
とにかく、彼は今までの常識を破壊する「講師」でした。
その「動き」は、本国でも前衛的な動きと評価され、ときには自らがトレーニングの模範をし、ときには、一緒に踊っている人の横に行き、軍隊式の言葉をかけます。
そう、この台詞も人気を説明するのに重要です。
基本は映画でみるような軍隊式の言葉で叱責をします。
「ここをどこだと思ってる!」
「もう終わりか!」
「声が小さい!」
そうかと思うと、優しい言葉もかけます。
「慌てるな。ゆっくりでいいんだ」
「かならず勝てる!」
「よくがんばった!」
それは、DVDを観ながら汗を流している視聴者の心すら震えさせるものでした。
日本でも、ビリーのファンクラブができるほどで、そのキャラクター性が愛されて、流行の発端になったといっても過言ではないでしょう。
以上のことから、決して、内容が特別だったわけではなかったからです。
確かに、軍のインストラクターや格闘技を経験したことのあるビリーが考案したメニューは最高でした。
しかし、健康メニューというのは、持続することが重要であり、最終的に「自分の精神力」との勝負です。
幾多もの人が脱落して、信念のある者だけが、今でもビリーの掛け声に励まされ、汗を流していることでしょう。